人間関係や仕事、将来への不安・・・
「なんだか毎日がモヤモヤして落ち着かない」
「イライラが消えなくて自己嫌悪に陥ってしまう」
そんな気持ちになることって、誰にでもありますよね。
でも、本当はもう少しだけ心を軽くしたい。
そう思ったとき、オススメしたいのが“感情ジャーナル”です。
今回は、感情ジャーナル(あるいは感情日記とも呼ばれます)が、どうして心に効くのか、日々のストレスや不安がどんなふうに整理できるのか、やさしく丁寧にご紹介していきます。
感情ジャーナルって何?その不思議な力とは
書くことで「見えない心」が見えてくる
私たちは一日の中でたくさんの感情を味わっていますが、実際にはその多くがあいまいなまま通り過ぎてしまいます。「なんだか気分が悪い…」「モヤモヤして理由がわからない…」そんな経験はありませんか?
実は感情には理由や法則性があります。ただ、忙しかったり、つい無視してしまったりして気づけないだけなんですよね。
感情を「言葉」にすることで脳は落ち着く
感情ジャーナルは、その日に感じたこと・思ったことを「自分のためだけ」にノートやアプリなどに書き留めるメソッドです。
この「書く」という行為には、実は科学的にもストレス軽減や自己理解を深める効果がある、とされています。
- 自分の心の動きに気がつくようになる
- ネガティブな感情も、「書くことで」客観視できる
- モヤモヤやイライラが少しずつ整理されていく
「言葉にする」ことで、脳はその感情をきちんと処理しやすくなります。
逆に、ただ頭の中で考え続けていると、いつまでも気持ちがとぐろを巻いてしまうんですよね…。
感情ジャーナルの心理的なメリット
感情を日記に書くことで、自分でも気づかなかった「心のクセ」や「本当の気持ち」が分かるようになる、と言われています。
- 自分自身に優しく接することができる
- 「感情」と「自分」は別なんだと知ることで、過剰に引きずられにくくなる
- 問題の本質(なぜイライラしていたのか?など)が見えやすくなる
心理学や認知行動療法の分野でも「感情の言語化」は不安の解消やストレス対策としてとても有効とされています。
「私、おかしいのかな?」と感じたことも、ジャーナルに残してみると「そうでもないかも」「よくあることなんだ」と安心できるかもしれません。

なぜ人はストレスや不安を持ちやすいのか
〜悩みやすい心のしくみをひも解く
心の中で何が起こっている?
あなたが毎日ストレスや不安に悩みやすいのは、決して「自分だけが弱い」わけではありません。
人間の脳は“危険”に敏感で、ネガティブな出来事や感情を強く覚えるように出来ています。
これは、本能として自分を守るために必要な仕組みなのです。
現代社会の「慢性的なストレス」
現代の生活は情報も多く、他人との比較も激しくなりがちです。
SNSやニュースを見るだけでも、「自分はダメかも」「あの人は楽しそうなのに」と落ち込んでしまった経験、ありませんか?
- 忙しい…
- 将来への不安がある…
- 人間関係に敏感になりやすい…
小さな「がまん」や「緊張」が積み重なると、次第にコップの水が溢れるような感覚に。
感情ジャーナルは、このコップの“水抜き”としてとても役立つんです。
感情ジャーナルで自分の心に「やさしいスペース」を
ストレスや不安は、誰もが日々感じています。だからこそ、「感じてもいい」「言葉にしても大丈夫」という安心できる場所を、自分のために作ってあげましょう。それが感情ジャーナルなのです。

感情ジャーナルの書き方ガイド:今日からできる実践ステップ
ステップ1:身構えなくてOK!好きなノートやアプリを選ぼう
感情ジャーナルは特別な手帳や美しいノートでなくても大丈夫です。
紙でもスマホでもパソコンでも、あなたが「続けやすい」方法で始めましょう。たった1行からでもOKです。
ステップ2:その日の感情を「正直に」書くだけ
例:
- 今日は仕事でミスしてくやしかった。
- 上司の一言にイラッとした。私はやっぱりダメかもしれない…と落ち込んだ。
- でも、友だちからLINEが来て少しホッとした。
- 帰り道、空がきれいでうれしかった。
心のままに、できるだけ「自分の内側の声」をそのまま書き出してみてください。「こんなこと書いたら恥ずかしい」なんて思う必要はありません。
誰に見せるものでもなく、あなたのためだけのノートだからです。
ステップ3:感情に「名前」をつけてみる
少し慣れてきたら、「自分は今、どんな気持ち?」と一歩踏み込んで考えてみましょう。
- 悲しい、悔しい、怒り、不安、寂しさ、焦り…
どんな言葉でもOKです。さらに「なぜそう感じたのか」「その感情が体や頭にどう現れているか」も書けると、より深い理解につながります。
ステップ4:「なにか気づいたこと」「心が少し軽くなった?」と振り返る
最後に、ノートを読み返してみてください。
- 書いた後、気持ちがどう変化したか?
- 意外な発見や、少し心が軽くなる体験がありませんでしたか?
「あ、私こんなこと考えてたんだ」「ちゃんと気持ちに気づけた」と自分をねぎらってあげてください。

続けるコツと実感できる変化
〜感情ジャーナルがもたらす“こころの安心感”〜
「三日坊主」でも落ち込まなくてOK
感情ジャーナルは、毎日欠かさず書かなくても大丈夫です。
「また書けそうなときに書けばいい」くらいの気持ちで大丈夫なんです。
続けていくうちに、「今日は書きたいな」「ちょっとだけ振り返ってみようかな」と自然に思える日がきっときます。
一ヶ月後には、気持ちのパターンがわかるかも
続けていくと、「毎週月曜日は不安になりやすい」「同僚との会話が一番自分を悩ませている」など、気持ちの傾向や原因が見えてきます。
- 原因が分かれば、対策もしやすくなる
- 良い変化、小さな嬉しい発見も見逃しづらくなる
- 自己肯定感がじわじわアップ
こうした「自己理解」が深まることで、不安やストレスに飲み込まれそうな時でも、「自分を助ける知恵」が少しずつ身についてきます。
感情ジャーナルは自分だけの“安心スペース”
どんなに近しい人にも言えない悩みや、小さな心の動きも、あなたが「書くだけ」で落ち着くきっかけになるかもしれません。
心が苦しくなったとき、どうぞほんの少しだけでも自分に優しくしてあげる時間を。
感情ジャーナルは、そんなあなたの毎日に寄り添う“やさしい習慣”になることでしょう。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
「感情を書いてみる」だけで、驚くほど心が落ち着く体験、ぜひ始めてみませんか?
どんな気持ちにも「お疲れさま」とねぎらいの言葉をかけて、今日も少しだけご自分を大切にしてみてくださいね。
